第16回
藤木講師(中学受験鉄人会スーパープロ家庭教師)
次の文章は先日(2007年7月29日)実施された参議院議員選挙についてのものです。 ( )にあてはまる語句、< >に当てはまる数字を考えながら読んでみて下さい。 また__部分に関する問いも考えてみて下さい。
7月29日に実施された参議院選挙は波乱に満ちた結果となりました。内閣総理大臣の所属する( 1 )党は( 2 )党と連立を組むことによって政権政党の役を担ってきましたが、選挙前に明らかにされた「消えた年金」と「政治家による不明りょうな金の使い方」の問題に対する国民一般の意見が厳しいものになったことが逆風となり、「歴史的惨敗」とも言われるほどの苦しい結果となりました。 参議院の定数は< 3 >人で、その半数が< 4 >年ごとに改選されていきます。今回の結果により、(1)党と(2)党は参議院で過半数を占めることができなくなってしまいました。
今回大勝した野党には、どのような政党があるでしょうか。今回60もの議席を獲得して躍進した( 5 )党は、次の衆議院選挙でも勝って将来的には次の政権を獲得しようと奮闘中です。また、戦前には( 6 )法などによって弾圧を受けながらも、戦後復活し、独自の活動を続けているのが( 7 )です。そのほか女性党首の下で活躍する( 8 )党、郵政民営化に反対して(1)党を脱退した人たちが結成した( 9 )党、前長野県知事が党首を務める( 10 )があります。
参議院議員はどのようにして選ばれるのでしょうか。 選挙区制と( 11 )制が同時に行われるのは衆議院の場合と同じなのですが、参議院選挙では( 12 )制は採用されていないので、選挙区で落選した人が(11)で当選するということはありません。つまり、この2つの制度は完全に独立して行われます。 選挙区の分け方も衆議院の場合と異なります。衆議院は各都道府県を細分化して、1区あたりの当選者が< 13 >人という( 14 )選挙区制を行うのに対し、参議院では都道府県自体を一つの選挙区とし、東京都のように人口の多いところは当選者も多くし(5人)人口の少ないところは当選者も少なく(最低一人)していきます。
比例代表の方法は実例で説明していきましょう。 ここで有権者は、( 15 )名を記入しても( 16 )名を記入してもよいことになっています。
選挙の結果、次のような投票結果が出ました。(ABC…は人名です。)
ここで各党の獲得票の合計を書き出します。
◎ 党 20000
○ 党 15000
□ 党 10000
△ 党 6000
この数字を( 17 )方式というやり方で処理していきます。
これは上の4つの数字を整数で割っていくのです。
20000÷1=20000 20000÷2=1000・・・・という具合です。
| ◎(20000) | ○(15000) | □(10000) | △(6000) | |
| 1で割ると | 20000 | 15000 | 10000 | 6000 |
|---|---|---|---|---|
| 2 〃 | 10000 | 7500 | 5000 | 3000 |
| 3 〃 | 6666,6 | 5000 | 3333,3 | 2000 |
| 4 〃 | 5000 | 3750 | 2500 | 1500 |
定数は7人ですから、上の数字の多い方から上位7個に印がついています。
これで各党の当選者数が決まりました。◎党はが3個なので3人、○は2人、□が1人、△が1人です。そして次に具体的に当選者を決めていくわけですが、参議院選挙では、( 18 )方式を採用しています。従って◎党の3人は立候補者名簿の順位とは無関係に、得票数の多い順に決められていきます。従ってE、A、Dの3名が当選となります。(18)方式をとると、名簿順にA、B、Cの3人になると比較して下さい。
以下同様に ○党 2人 ・・・ H、F
□党 1人 ・・・ K
△党 1人 ・・・ P
となります。
_______部分の問い
・ 内閣を組織し、政権を担当する政党を( 20 )党という。
・ 政治に対する国民全体の意見を( 21 )という。
さて、今回の参議院選挙の結果、国会での議事は今後どのようになされていくのでしょうか。衆議院では(1)党と(2)党が3分の2以上を占めています。一方、参議院選挙では(5)党、(1)党、(8)党など、野党勢力が過半数を占めています。こうなると衆議院と参議院で異なる議決がされることは必死とも言えそうです。ここで、このような場合にどのようにして国会全体の議決が出されるのかを、復習しておきましょう。
国会の仕事は大きく分けて8つあります。( 22 )、( 23 )、( 24 )、( 25 )、内閣不信任決議をする、弾劾裁判を開く( 26 )、国勢を調査する、以上8つです。このうち、衆議院には(23)についての先議権があります。そして、もし衆議院で可決された後に、参議院が否決した場合には( 27 )が開かれ、それでも決定できない時は次のようになります。 ※ 内閣不信任決議は衆議院のみに権限があります。
・ (23)(24)(25)については、衆議院の議決を国会の議決とする。
・ (22)については、衆議院で再審議し、< 28 >以上の賛成が得られれば可決する。
このように衆議院の( 29 )が認められるわけです。
解答
1、自由民主 2、公明 3、242(人)
4、3(年)
5、民主 6、治安維持 7、日本共産 8、社会民主
9、国民新
10、新党日本 11、比例代表
12、選挙区・比例代表並立(制) 13、1(1人)
14、小 15、政党(名) 16、候補者(名)
17、ドント(方式) 18、非拘束名簿 19、拘束名簿
20、与党 21、世論
22、法律の制定 23、予算の審議
24、条約の承認 25、内閣総理大臣の指名
26、憲法改正の発議
27、両院協議会
28、3分の2 29、優越